等級制度
- 概略
等級制度とは、従業員を7~13程度の等級に区分し処遇の差をつける制度である。一般的に、職責(職務)や能力の差で階差をつけ、上位等級ほど賃金が高くなるようになっている。等級を職責(職務)で階差をつける制度を職務等級制度といい、その代表的な例が職階制度という。これに対して、能力で階差をつける制度を能力等級制度といい、その代表的な例が職能資格制度である。 等級制度において、上位等級に上がることを昇格(昇級)といい、例えば4級だった従業員が5級に上がるといったことである。尚、役職が上がることを昇進といい、例えば課長だった従業員が部長になるといったことである。
- 職階制度
職階制度とは、主に公務員などに取り入れられている制度で、役職と等級が一致させる制度である。この制度のメリットとしては、仕事の役割(役職)と賃金がマッチするので、納得感を得やすいことであろう。その反面として上位ポストが空いていないと、本人にどれだけ能力があっても昇進(昇格)ができないため、モチベーションが下がってしまうことがある。
- 職能資格制度
職能資格制度とは、等級(賃金などの処遇)を職務レベルから切り離し、能力レベルで位置づける制度である。一般的に、職能要件書などと呼ばれる等級ごとの能力の定義を行い、従業員の能力をもとに等級の位置づけを行うものである。 昇格の基準には、卒業方式と入学方式があり、前者は、現在の等級に求められる能力に満たしたときに、上位等級に昇格させるもので、後者は、上位等級に求められる能力に満たしたときに、その等級に昇格させるものである。